就職・転職活動において、面接は避けて通れない大きな関門です。
でも実際に「面接官がどういうポイントを見ているのか」って、なかなか分からないですよね。私はこれまで人事担当として多くの応募者と面接をしてきましたが、やはり「ここが良いな」「ここはもったいないな」と思う場面が数多くありました。
今回は、人事の目線から「プラス評価につながる行動」と「逆に損をしてしまう行動」をまとめます。
プラス評価につながる行動
一生懸命さが伝わる姿勢
経験やスキルが完璧でなくても、面接で「頑張りたい」という気持ちが見えると応援したくなります。
「今はまだできないこともありますが、成長していきたいです」というような前向きな言葉は、面接官に強く響きます。
退職理由と志望理由の一貫性
「前職では○○が理由で辞めました。そのうえで、御社では△△に挑戦したいと思っています」──このように一貫したストーリーがあると、納得感があり信頼できます。逆に矛盾があると「本当に大丈夫かな?」と疑問に思われてしまうことも。
入社後をイメージした具体的な質問
意外と評価されるのが「会社での過ごし方」に関する質問です。
たとえば
・「お昼休憩はどんな雰囲気ですか?」
・「社員の方は休憩時間をどのように過ごしていますか?」
こうした質問は、本当に入社を考えている人でなければ出てきません。単なる制度や業務内容の確認を超えて、「この会社で働く自分」をイメージしている証拠なので、面接官からすると「志望度が高いな」と感じます。
損をしてしまう行動
相槌が下手で反応が薄い
意外と多いのが「相槌がぎこちない」ケース。
質問には答えていても、こちらの説明に対する反応が薄いと「興味がなさそう」「志望度が低いのかな」と思われてしまいます。
面接は会話のキャッチボールです。相槌がしっかりしていると、受け答えがスムーズで安心感を与えます。逆に反応が少ないと、入社後のコミュニケーション能力に不安を感じることも。
まとめ
面接で大事なのは、ただ経歴を語るだけではありません。
・一生懸命さを伝える
・退職理由と志望理由に一貫性を持たせる
・入社後を具体的にイメージした質問をする
この3つを意識するだけで、印象はぐっと良くなります。
逆に、相槌や反応が弱いとマイナスに働いてしまうので要注意です。
面接は「会社に評価される場」ですが、同時に「自分が会社を見極める場」でもあります。お互いが納得できるやり取りになるように、ぜひ今日から意識してみてください。
(執筆:Nayo/キャリコイ)
