「販売職って大変?」「どんなスキルが身につくの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
私自身、キャリアのスタートをゴルフ用品の販売職で経験しました。正直に言うと、大変なことも多かったですが、その分スキルや人間力を大きく磨くことができました。今後のキャリヤに大きな影響を与えた仕事になります。
この記事では、私の体験談をもとに 販売職で大変だったこと・やりがいを感じた瞬間・身についたスキル5選 をまとめてご紹介します。
販売職を始めたきっかけ
私が販売職を選んだ理由は、もともと人と話すことが好きだったこと、そしてゴルフをしていた経験を活かしたいと思ったからです。興味のある業界で挑戦できることにワクワクしていました。
働き始めてみると、お客様の中には厳しい言葉をかける方もいましたが、温かく接してくださる方や、先輩に可愛がられることも多く、「自分に合っている仕事かもしれない」と感じながら取り組んでいました。
販売職で大変だったこと
1.お客様に合わせた接客
販売職で一番大変だったのは、お客様ごとに接客スタイルを変えなければならないことでした。
フランクに話しかけた方が良いお客様もいれば、丁寧で格式ある対応を求めるお客様もいます。相手に合わせて自分の接し方を瞬時に切り替える必要があり、時には素の自分を隠して接客することもありました。
2.商品知識と提案力
もう一つ大変だったのは、商品知識を徹底的に身につけ、それを的確に伝えることです。会社から販売を求められる商品が決まっているため、お客様に魅力を理解してもらうためには知識だけでなく「伝え方の工夫」が必要でした。常に試行錯誤を繰り返しながら接客していました。
販売職のやりがいを感じた瞬間
忘れられないのは、初めて自分一人の接客でゴルフクラブを販売できた瞬間です。
お客様の悩みを丁寧に聞き出し、オリジナルブランドのドライバーを提案。必死に覚えた知識を伝えた結果、「じゃあこれにします」と購入していただけました。
「自分の接客が誰かの役に立った」
この経験は販売職を続ける大きなモチベーションとなり、やりがいを実感できた瞬間でした。
販売職で身につくスキル5選
ここからは、私が販売職で実際に身につけたスキルを整理してご紹介します。
1.コミュニケーション能力
相手のニーズを引き出す質問力や、信頼関係を築く会話力は、販売職で鍛えられました。
2.営業力(提案力)
お客様の要望と会社の商品をどう結びつけるか。相手の課題解決に合わせて提案する力が自然と身につきました。
3.商品知識と説明力
単に知っているだけでなく、「どう伝えればお客様に伝わるか」を意識することで、説明力が飛躍的に向上しました。
4.マネジメント力
店長を経験したことで、スタッフの教育や売上管理など、マネジメントの力も磨かれました。
5.忍耐力と切替力
クレーム対応や目標プレッシャーなど、精神的に厳しい場面も多くありました。その中で「気持ちを切り替える力」が自然と鍛えられました。
転勤と恋愛の両立の難しさ
販売職はやりがいがある一方で、プライベートに大きな影響を与える仕事でもありました。
私は全国転勤のある職場だったため、当時お付き合いしていた人とは遠距離恋愛に。最初は月に一度会っていましたが、交通費や時間の負担から次第に会う回数は減っていきました。
さらに店長職を任されてからは、休みは週に1日だけ。休日でも電話対応が欠かせず、連休はほぼゼロ。彼女と過ごす時間は減り続け、自然とお別れすることになりました。
「仕事がやりがいを与えてくれる一方で、大切な人との時間を奪ってしまう」
この経験から、仕事と恋愛の両立の難しさ を強く学びました。
販売職で得られた人生の学び
販売職を経験したことで、スキルだけでなく人生観にも大きな影響がありました。
転勤族として働く中で、「将来どこで誰と過ごしたいか」を真剣に考えるようになったのです。パートナーと新しい土地で暮らすのか、地元で家族と近くで過ごすのか。販売職での経験は、自分の将来設計を見直す大きなきっかけになりました。
まとめ|販売職は成長の近道
販売職は、接客や売上目標、転勤など大変な面も多い仕事です。
しかしその分、コミュニケーション能力・営業力・マネジメント力など多くのスキルを得られる のも事実です。これらのスキルは社会に出て様々な場面で役立ちます。
私自身、この経験があったからこそ「仕事も恋も楽しむ」という考え方につながりました。
販売職に挑戦しようとしている方には、ぜひこのリアルな一面も知っていただければと思います。
(執筆:Nayo/キャリコイ)
